【GAS】Google Apps Scriptで天気予報APIを取得し、LINEに自動通知する方法

はじめに
天気予報APIと利用制限について
GASで天気予報を取得するコード例
LINE Notifyを利用してメッセージ送信
トリガー設定で毎朝自動通知
おわりに

はじめに

毎朝「今日の天気」を調べるのは、通勤・通学や業務の準備に欠かせない作業です。
しかし、わざわざ天気アプリを開いたり検索するのは少し面倒。

そこで本記事では、Google Apps Script（GAS）で天気予報APIを取得し、LINEに自動通知する仕組みを構築します。
スマホに直接届くので、より効率的に天気を確認できます。

天気予報APIと利用制限について

利用するのは「OpenWeatherMap API」です。
無料プランでも十分に使えますが、以下の制限があります。

最大60リクエスト/分（無料プラン）
取得できるのは「現在の天気」と「5日間・3時間ごとの予報」まで
商用利用や大量アクセスには有料プランが必要

日次通知であれば無料プランで問題ありません。

APIリクエスト例：

https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather?q=Tokyo&appid=YOUR_API_KEY&units=metric&lang=ja

GASで天気予報を取得するコード例

まずはAPIから天気データを取得する基本コードです。

function getWeather() {
  var apiKey = "YOUR_API_KEY";
  var city = "Tokyo";
  var url = "https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather?q=" 
            + city + "&appid=" + apiKey + "&units=metric&lang=ja";
  
  var response = UrlFetchApp.fetch(url);
  var data = JSON.parse(response.getContentText());
  
  var message = "今日の天気 (" + data.name + ")\n" +
                "状況: " + data.weather[0].description + "\n" +
                "気温: " + data.main.temp + "℃\n" +
                "湿度: " + data.main.humidity + "%";
  
  return message;
}

LINE Notifyを利用してメッセージ送信

次に、取得した天気情報をLINEに送信します。

事前に「LINE Notify」からトークンを発行してください。

function sendLineNotify(message) {
  var token = "YOUR_LINE_TOKEN";
  var options = {
    "method": "post",
    "payload": {
      "message": message
    },
    "headers": {
      "Authorization": "Bearer " + token
    }
  };
  UrlFetchApp.fetch("https://notify-api.line.me/api/notify", options);
}

function notifyWeather() {
  var weatherMessage = getWeather();
  sendLineNotify(weatherMessage);
}

これで notifyWeather() を実行すると、LINEにメッセージが届きます。